特別講座

参加費無料

第一線で活躍する講師陣を迎え、次世代の舞台芸術シーンを担うアーティストや実演家、アーツマネージャーを育成するための特別講座を開催します!
演技や演出だけでなく、舞台技術やワークショップについて学べる講座もあり。
また、大阪市アーティストサポート窓口 [なにそうだん]と連携し、企画の講座も同時期に開催します。
演劇について学びたい、活躍の場を広げたい、演劇の力を活用した企画を考えてみたいと考えているあなた、ぜひこの講座で一歩ステップアップしてみませんか?

会場:大阪市立芸術創造館

予約方法

WEBフォームからお申込みください。*それぞれ定員に対し次第、締切。

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照明プランの考え方
~演出家とのコミュニケーションを通して~

幸野英哲(PAC West inc)
F.O.ペレイラ宏一朗(プロトテアトル)

2024年1月15日(月)19:15〜21:15(終了予定)

舞台照明とは、作品の質を高めるために必要なパーツの1つです。 この講座では、照明家の幸野英哲さんとプロトテアトルの劇作家・演出家のF.O.ペレイラ宏一朗さんをお招きして、演出家と照明家の間で、どのようなコミュニケーションが行われて、照明プランが作られ、最終的に作品としてどう立ち上がるのかを学びます。

対象:照明演出に興味のある照明家や演出家等として活動している、またはこれから活動したい方

持ち物:筆記用具

特記事項:講座で使用する映像資料などを事前にお送りしますので、ご覧になった上でご参加ください。

幸野英哲 PAC West inc. 所属。 近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻を卒業後、関西を中心に活動中。 プロトテアトルをはじめ小劇場のお芝居からコンテンポラリーダンス・ミュージカルまで幅広いジャンルの照明デザインを担当。 その他、歌舞伎・文楽など古典芸能の仕込みにも携わる。 第42回日本照明家協会賞 新人賞受賞。

F.O.ペレイラ宏一朗 夜間定時制高校出身。名前は本名。プロトテアトル代表。近畿大学舞台芸術専攻入学と同時に演劇と出会い、演劇を学ぶ。プロトテアトルを旗揚げ以降、ほとんどの作品の劇作・演出を務める。個人では、俳優として庭劇団ペニノなどに出演し、国内外のフェスティバルに参加。作家としても他団体への戯曲提供を行う他に、高校での授業・指導、ワークショップ講師の経験も多数持つ。

演出家のための演出ワークショップ

林慎一郎(極東退屈道場)

2024年1月16日(火)、18日(木)19:15〜21:15(終了予定)
※両日参加必須

「演出」といってもそのやり方や方法論は人それぞれで、正解はありません。
本講座では、「都市」を題材に、能舞台やアートセンターといった劇場以外の場所で作品の上演を行うなどユニークな活動を展開している劇作家・演出家の林慎一郎さんと一緒に、自分にとっての演出とは何か?を考えながら、実際にまちを題材に演出プランを作ってみるワークを行います。

対象:演出をやってみたい方、演出について考えてみたい方

持ち物:筆記用具

特記事項:16日の講座を踏まえて、演出プランを考えてきてもらい、18日の講座で発表していただきます。

林慎一郎 北海道函館市出身。劇作家・演出家。演劇プロデュースユニット極東退屈道場主宰。 都市生活の取材に基づいた断片の集積による演劇作品を作り続けている。 能の道行に想を得て、劇場空間を出て俳優のナビゲーションで街を歩くツアーパフォーマンスなど様々な形の表現を探っている。 撮影:面高真琴

俳優による演技ワークショップ

佐々木ヤス子(サファリ・P)

2024年1月16日(火)19:15〜21:15(終了予定)

コメディからシリアスな役どころまで柔軟に適応できる演技力で定評がある俳優の佐々木ヤス子さんを講師に迎えた俳優ワークショップです。 佐々木さんと一緒に、戯曲の読解から役の考察、そして役としてどう立ち上げるかという過程を、戯曲を使ったワークを通して一緒にやってみます。 戯曲にどうアプローチしていいの?、役作りについて考えてみたい!という方、ぜひご参加ください。

対象:演技について考えてみたい方 ※俳優の経験問わず

持ち物:動きやすい服装、上履き、筆記用具(筆記用具、マストではありませんが何かメモをとりたいなどあればお待ちください)

特記事項:講座で使用する戯曲を事前にお送りしますので、読んだ上でご参加ください。 (台本読むのがめちゃくちゃ苦手な方もおられると思いますので(私もそうです!)必須ではないですが、読んでから来ていただいた方がより沢山役柄についてお話できると思います!)

佐々木ヤス子 サファリ・P所属。神戸大学 発達科学部 人間表現学科卒業。同大学在学中より演劇活動を開始する。ノンバーバルシアター「ギア-GEAR-」レギュラー出演中。サファリ・Pでは2019年瀬戸内国際芸術祭に参加する他、コソボ共和国のFEMART FESTIVALに招致され上演するなど、国内外問わず活動の幅を広げている。 撮影:松本成弘

演劇ワークショップの作り方
〜演劇の可能性を探ってみる~

花崎攝(シアタープラクティショナー)

2024年1月17日(水)・18日(木)19:15〜21:15(終了予定)
※両日参加必須

演劇を人々の暮らしの中で活かし、その可能性を広げる「応用演劇」を専門とする花崎攝さんを講師にお招きし、ワークショップの作り方について学びます。

これまで花崎さんが取り組んでこられた、子どもと女性、障碍のある人など演劇を専門としない方々とのワークショップや作品作りの事例を紹介してもらいながら、実際にワークショップの体験も行ないます。

教育や福祉、ビジネスなど、地域社会で演劇の持つ力がますます求められている今、演劇の可能性について、学び、活動に活かしてみませんか?


対象:応用演劇について学びたい、演劇的手法をいかしたワークショップや作品作りに関心がある、演劇などの舞台芸術をどう社会と接続していくか関心がある方など
※経験不問

花崎攝 国内外問わず演劇プロジェクト/ワークショップの企画、進行、構成、演出、俳優、講師などの活動を展開中。「地域の物語ワークショップ」シリーズ(世田谷パブリックシアター)などのコミュニティ・シアター、障害のある人との活動、演劇ワークショップによる紛争後の平和構築なども継続中。日本大学芸術学部演劇学科他で非常勤講師。

なにそうだん連携企画

[なにそうだん]とは?
大阪市立芸術創造館の1階にある、よろずアート相談窓口です。
表現のジャンルやプロ・アマ、学生や経験年数を問わず、文化芸術に関わる方々に向けて、活動支援に関する情報発信や相談、講座の実施をしています。

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連携
企画


自由研究好き、集まれ!
自由研究交換会


多田智美(MUESUM/どく社)、中脇健児(場とコトLAB)

2024年1月17日(水)・22日(月)19:15〜21:15(終了予定)
※両日参加必須
対象:30歳未満のテーマに興味がある方

関西でアートやデザインを学んでいるみなさん、誰にも頼まれることなく、 こっそり、こつこつ続けている自由研究はありませんか? それぞれの自由研究を媒介にして、新たな視点と出会い、 あなたならではの自由研究に磨きをかけましょう。

「自由研究は、課題解決からズレる抜け道だ」中脇健児(場とコトLAB)
「自由研究は、編集的思考を身につける第一歩」多田智美(MUESUM/どく社)

多田智美 編集者/株式会社MUESUM代表/株式会社どく社共同代表。大阪を拠点に活動を展開。「出来事の創出からアーカイブまで」をテーマに、アートやデザイン、建築、福祉、地域にまつわるプロジェクトに参画・伴走。「編集」の概念を広げながら、紙やウェブの制作はもちろん、建築の設計プロセスや企業理念の構築、学びのプログラムづくりなど、多分野でのメディアづくりを手がける。 https://muesum.org/ https://dokusha.jp/

中脇健児 場とコトLAB 代表/大阪芸術大学 芸術計画学科准教授。 “その場にいる人とその場だからできるコトを考える”をモットーに「場とコトLAB」を立ち上げ、社会の隙間に「あったらいいな」を創りだす。「遊び心」をキーワードに、アート、コミュニティプログラム、地場産業支援、教育、福祉など活動は多岐に渡る。近年はファシリテーションやワークショップの専門家育成にも努める。共著に『タウンマネージャー』『地域×クリエイティブ×仕事 ~淡路島発ローカルをデザインする~』(ともに学芸出版)。

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連携
企画


なにそうだんのノンクロン、ぱくっと!と。


山口良太(slowcamp)、 サリngROCK(突劇金魚)

2024年1月
27日(土) Bブロック終演後~約1時間30分程度
28日(日) Dブロック終演後~約1時間30分程度

ぱくっと!2024の開催日である1月27日と28日に、〈なにそうだんのノンクロン〉を開催します。 ノンクロンとはインドネシア語で、仲間とぐだぐだとお喋りしたりお茶を飲んだりすること。 ゲストを迎えて、ぱくっと!2024の感想をはじめ、自分たちの今の興味や演劇の状況についてゆるやかにお話しする会です。ぜひお気軽にご参加ください。

27日(土) 山口良太 アートディレクター/グラフィックデザイナー。1983年大阪府出身。“見慣れないものごとをわかりやすく、身近に。そしてたのしい気分になること”を大切に、演劇公演のチラシデザインを数多く手がける。チラシを作るワークショップや、宣伝美術の相談屋「せんびや」など、伝えるためのアイデアが生まれる場づくりを行う。

28日(日) サリngROCK 作家・演出家・俳優/伊丹想流劇塾師範/リコモーション所属 2002年「突劇金魚」旗揚げから劇作を開始。第15回OMS戯曲賞、第9回AAF戯曲賞受賞。『漏れて100年』(2012)で第57回、『少年はニワトリと夢を見る』(2017)で第62回岸田國士戯曲賞最終候補に選出される。2019年にはニューヨークのJAPAN SOCIETY主催で『100 Years Stray(漏れて100年)』がリーディング上演された。東大阪市生まれ、ミスド好き。毎日お酒を飲みます。